2017年の夏、博士論文のディフェンスを無事に終えることができ、やっと終わりが見えてきた。大学や分野ごとに博士課程の生活や状況はとても異なるが、私が経験したブリスト大学の博士課程を簡単に振り返ってみたい。
最初の2年間はコースワークとして、基盤となる必修の授業、自分の興味分野に関連のある選択授業、研究手法の授業(量的・質的)、他の博士課程の学生とのセミナー授業などを受講した。学期中は週末も基本的にはリーディングやライティングの課題に追われ、特に期末などの締め切り前には、睡眠時間を削ることは当たり前となった。(Please see ablum "Course work")
コースワークの授業を取り終えた後、自分が取り組みたい研究に関連した文献調査を執筆し、審査に合格すると、Doctorate Candidateになることができる。研究内容、指導スタイル、相性など考慮して、審査委員を引き受けてくれる指導教官を見つけ、お願いしておく。
その後、実際の研究を行う段階へ進む。データを収集し、博士論文の残りを執筆し、審査委員長の教授からOKが出ると、最後の口頭試験、Vivaに臨むことになる。この期間は、自分で時間とスケジュールを管理しながら、論文を先に進めなくてはならないのだが、意外と長く、孤独にもなりがちである。先輩から息抜きをする時間を意図的に取ることを勧められたので、私の場合はジムに定期的に行き、週一で趣味関係の教室に通うことでリフレッシュできた。